回答傾向によるファジィ化と S-P表理論への適用に関する研究

    1.このページについて

     僕の卒論の内容や、研究した事についての内容をのっけておきます。

    2.卒業論文の「はじめに」より-研究内容-

     日常の学習指導の評価としては、形成的評価と総括的評価の2つの 代表的な種類が存在する。S-P表は統計量が求めやすい形成的評価 を前提としたテスト分析の一方法である。  このS-P表は汎用化が可能な分析法ではあるが、テストのデータ が離散的2進表記しかできないなど柔軟性にかける面がある。それゆ えに、従来のS-P表に「時間軸」および「2進化からの拡張」など の考えを付加することは有効であると考えられる。  したがって、離散的なデータに含まれる評価の曖昧性を考慮し、整 数値をデータの統計的特性からFuzzy化し、これをS-P表理論 へ適応可能となるよう拡張する。拡張する際FSP理論(Fuzzy S-P表理論)での分析の流れは、基本的にS-P表理論での分析の 流れを踏襲するものとして理論が展開される。この分析により、さら に細かな「生徒」「項目」それぞれの情報を得ることができると考え られる。  Fuzzy化することにより分析が困難になる理由として差や積が 定義されていないということがあげられる。そこでFuzzy数を確 率分布の形に表現し直すことにより差や積を定義し直すことによって 大小比較や諸統計量を求めることを行う。  次にこの拡張された理論が従来のS-P表理論を包含している必要 性があるので、その包含性について証明する。このようにして得られ た理論が直感的に基づいた解釈に見合うか否かの検証を行う。 ※ 卒論発表時の画像は岡本研究室(電通大)による   ものでしたがページが閉鎖されたため無くなりました。 自己紹介に戻る